TOB、グレースピアリアド、株価キャッシュフロー倍率...

TOBとは?

TOB(take over bid)というのは、
株式の公開買付けことをいいます。

 

具体的には、主に企業経営権確保を目的として、
対象会社の株主に対して、

 

一定期間内に通常時価を上回る
一定の株数を買い付けることを公表して、
証券市場外で買い集めることをいいます。

TOBのメリットは?

TOBは、日本では、1971年7月の
証券取引法改正によって制度化されました。

 

TOBのメリットとしては、次のようなことがあげられます。

■株式の大量取得 
⇒ 短時間に大量の株式を取得することができる。
■買付け提案の取りやめ 
⇒ 目標達成に必要な株数の提供がなかった場合には、買付け提案を取りやめることができる。
■株価の高騰 
⇒ 市場での買付けと違い、株価の高騰を招かずにすむ。...など

 

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TOBの新ルールはどのようなルールですか?

TOB(株式公開買い付け制度)というのは、
企業の経営権取得などを目的として、
不特定多数の株主から株を買い集めることをいいます。

 

日本では1971年に導入され
数度の法改正により透明化されてきたTOBですが、

 

その後のライブドア事件などを契機として、
制度の抜け穴も表面化したことから、
金融庁は2006年12月より新たなルールを導入しました。

 

具体的には、3か月間に証券市場外で5%超、
市場内外の合計で10%超を取得する場合に
TOBを義務付けました。

 

これは、TOBをせずに
短期間で3分の1超を保有することを禁じるのが狙いです。

グレースピアリアドとは?

グレースピアリアドというのは、
返済期間は過ぎているけれど、
すぐ支払えば遅延損害金などの
ペナルティを徴収されない範囲内の遅れの期間をいいます。

株価キャッシュフロー倍率のメリットとは?

株価キャッシュフロー倍率は、1株当たり利益は同じでも、
減価償却方法の違いで利益に差が出ている場合など、
株価収益率よりも
正確な比較ができるというメリットがあります。

 

また、キャッシュフローが潤沢な企業は、
設備投資が一段落すると
利益が大きく伸びると期待できるうえ、
それ自体、企業に発展力があるとみなされます。

 

ただし、キャッシュフローがどれだけ潤沢であっても、
高水準の設備投資を続けなければならないとしたら、
それほどの価値はありません。

 

株主への利益配分の原資となるのは
あくまでも税引き利益であり、
株価収益率を補う指標として利用するのが
望ましいといえます。

 

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株価キャッシュフロー倍率とは?

キャッシュフローは
留保利益※に減価償却費を加えたもので、
企業がその期の経営活動により
内部から生み出した資金を表します。

 

そして、株価キャッシュフロー倍率は、
その1株当たりの額の何倍まで株価が買われているのか
を見るための指標です。

 

ちなみに、株価キャッシュフロー倍率は、
PCFRと表記することが多いです。

 

なお、株価キャッシュフロー倍率を計算する際には、
簡便法としてキャッシュフローは
税引き利益と減価償却費を合計した額を用います。

 

※税引き利益から配当と役員賞与を差し引いた額のことです。

株式保有制限とは?

株式保有制限というのは、銀行などの金融業は、
国内の会社の株式をその発行株式数の5%(保険業は10%)
を超えて所有してはならないというものです。

 

ただし、金融持株会社には特例があり、
貸出先の債務の株式化に応じた場合も緩和されます。

 

なお、通信、放送会社の株式を外国人が
ある一定限度を超えて取得することも
法律で禁止されています。

 

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