為替市場への介入、公定歩合操作...

公開市場操作の対象となる短期金利は?@

日本で公開市場操作の対象となる短期金利は、
「無担保コール翌日物金利」という、
銀行間でやりとりする1日だけの金利です。

 

日銀は、この金利水準などを
決められた一定の水準に誘導して維持するのですが、
この無担保コール金利の誘導目標は、
金融政策決定会合と呼ばれる会合で決められます。

公開市場操作の対象となる短期金利は?A

具体的には、日銀総裁、副総裁、審議委員
で構成される9名による決議が行われます。

 

ちなみに、ユーロの場合は、
16か国が集まってできていることから、
1か国の中央銀行が決めるのではなく、

 

ユーロ参加国からなるECB(欧州中央銀行)
の政策理事会で決定されます。

為替市場への介入について

経済状況が明らかに悪い中で為替レートが上昇すると、
輸出産業が打撃を受けるなど悪い面ばかりが出て、
為替レートによる経済の調整機能が働かなくなります。

 

そのため、為替レートの変動が実態を反映しておらず、
行き過ぎたものであると判断された場合には、
政府が直接、外国為替市場での売買に参加して、
一時的に為替レートを適正な水準に戻すことがあるのですが、
これが「為替市場への介入」といわれるものです。

 

ちなみに、当局による為替市場への介入というのは、
民間の取引に比べると非常に大きな規模で行われますので、
その影響力も非常に強いものとなります。

 

介入が行われると、為替レートは大きく変動し、
それまでの相場の流れが変わることも多いことから、
すべての市場関係者の注目を集めることになります。

 

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FOMCは為替市場にどのような影響を及ぼしますか?

最も注目されている米国のFOMCや、
各国の金融政策決定会合の日程が近づいてくると、
為替市場も神経質な動きをすることがあります。

 

特に事前に政策変更が予想されるときには、
大きな動きが起こりがちですから、

 

インターネット上の情報などで、
各国の金融政策決定会合の日程を
確認しておくようにしたいところです。

中央銀行とは?

中央銀行というのは、金融政策を決定・実行するほか、
銀行券の発行、民間銀行に資金を貸し出す
「最後の貸し手」となる銀行のことをいいます。

 

外国為替市場への介入もその役割の1つであり、
政府から独立しているのが望ましいとされています。

為替市場への介入はどこが行うのですか?

為替市場への介入は、国によってシステムが違いますが、
日本の場合には、
介入するかどうかについては財務省が決定し、
実際に介入を行うのは日本銀行(日銀)になります。

 

よくニュースや新聞などで、「日銀が為替市場に介入した」
などと報道されることがありますが、
日銀はあくまでも実務的なことを行っているにすぎません。

 

実際に介入そのものを決めているのは
財務省ということになります。

 

この為替市場への介入には、
大きく分けて次の2種類があります。

■自国通貨を高くするために行う介入
政府は為替市場において、金融機関に対して自国通貨
(日本なら円)を買い、外貨(米ドルなど)を売る取引を行います。

 

これにより、金融市場では円が減り、米ドルが増えることになりますので、
米ドル/円レートを引き下げる、すなわち円高方向に向かうようになります。

 

■自国通貨を下げるために行う介入
政府が米ドルを買い、円を売るので、
金融市場で円が増えて米ドルが減り、米ドル/円を押し上げる、
すなわち円安方向に向かわせる効果があります。

 

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日本の金融政策はどのような流れで行われるのですか?

日本で金融政策が行われる場合には、
次のような流れになります。

■会合の開催
・日本銀行の金融政策決定会合が開かれます。
・米国ではFOMC(連邦公開市場委員会)がこれに該当します。
     ↓
■政策の決定
・金融政策の方針が決定されます。
     ↓
■金融調整の実施
・公開市場操作などによって短期金融市場における資金の総量を調整します。
・金融政策としてはこのほかに、公定歩合の操作や預金準備率操作などが行われます。

公定歩合操作について

金融政策には、短期金利の誘導だけでなく、
主要銀行への貸出金利(公定歩合)の操作などもあり、
ことらが注目されることもあります。

 

なお、金融危機などの緊急事態においては、
予定にはない会合を開催して、
金融政策の変更を行うこともあります。

 

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