債務累積問題/財政資金対民間収支とは?

債務累積問題とは?

債務累積問題というのは、対外債務が累増し、
返済遅延、あるいは、実質的に債務弁済不能に
陥った状態のことをいいます。

 

この債務累積問題は、
次のような発展途上国が抱える問題で、
1982年のメキシコ危機をきっかけに表面化しました。

債務累積問題が顕在化した理由は?

■アフリカ
■中南米
■東欧等

 

なお、特に1980年代後半には、大きな問題となりました。

 

債務累積問題が顕在化した理由は、
次のような要因が重なったためです。

■2度の石油危機による石油代金支払増加
■第2次石油危機後の先進国の景気低迷に伴う途上国の輸出の伸び悩み
■米国の高金利
■途上国側の過大な国内開発計画...など

 

ちなみに、この債務累積問題によって、
わずか一国の支払い不能化が
世界的な金融不安に結びつく可能性が
常に潜在していることが認識されました。

 

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債務累積問題の方策とは?

債務累積問題が顕在化した後、IMF、世銀の支援や、
債務の株式化等の方策がとられました。

 

これにより、主務債務国の
当面の流動性手当てについては目処がつき、
貸し手銀行サイドでも引き当て、
債務処理が進捗したので、
中南米諸国の問題は一応の落ち着きをみせました。

 

しかしながら、1994年から1995年にかけて、
メキシコの債務危機が再発しただけでなく、
最近では、東南アジア諸国の債務問題が
注目されつつあります。

財政資金対民間収支とは?

財政資金対民間収支というのは、
国の予算執行等の財政活動に伴い生じる、
国庫と民間との間の資金収支のことをいいます。

 

また、財政資金対民間収支は、
基本的には日銀に置かれている政府当座預金の
対民間受払額で捉えられますが、

 

実際に収支統計においては、
日銀代理店預けの増減や
輸・開銀の収支等も含めています。

 

ちなみに、財政資金対民間収支では、
国庫からみて収入超の場合を揚(受)超といい、
反対の場合を揚(受)超といいます。

 

なお、揚超は金融市場での資金不足要因、
散超は資金余剰要因となります。

 

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