国際収支と国際貸借/固定相場制度とは?

国際収支と国際貸借との違いは?

国際収支と国際貸借は、次のような点でことなります。

■国際収支
・一国が一定期間内に行ったすべての対外経済取引を体系的に記録した収支尻であることから、フローの概念です。

 

■国際貸借
・一定時点のおける一国の対外債権・債務残高を示したストックの概念です。

国際収支の分類は?

一国が一定期間内に行ったすべての対外経済取引を、
体系的に記録したものを国際収支表といいますが、
この収支尻が国際収支ということになります。

 

この国際収支では、国際経済取引を
次の経常収支と資本取引に大別しています。

■経常収支 
⇒ 経常収支は、さらに貿易・サービス収支、所得収支、経常移転収支に分けられます。
■資本取引 
⇒ 資本取引は、さらに投資収支、その他資本収支に分けられます。

 

なお、国際収支は、
1996年1月から現行区分方式に移行していますが、

 

それ以前は、経常収支は、
貿易収支、貿易外収支、移転収支に、
資本収支は長期資本収支、短期資本収支に
分けられていました。

 

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固定相場制度とは?

固定相場制度というのは、
外国為替相場の安定を目的として、
相場を一定範囲の変動幅に限定した制度
のことをいいます。

 

旧IMF協定(ブレトン・ウッズ体制)のもとでは、
加盟国は金や米ドルに対する平価を設定し、
直物相場の変動幅をその上下1%以内に納める
固定相場制が義務づけられていました。

 

ちなみに、実際には、主要国は
上下0.75%前後以内に抑制されていました。

 

しかしながら、
1973年以降、日本をはじめとする主要国は、
変動相場制に移行しています。

固定相場制度のデメリットは?

固定相場制度には、次のようなデメリットがあります。

■貿易業者の安定的な取引には役立ちますが、経済の長期的な構造変化には、対応しきれないという側面があります。
■国際収支の自動調整作用が働きにくい面があります。
■金融政策が制約されます。
■金利差や為替投機に基づく短期資金移動を起こしやすいです。

 

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