公的資金導入/金融審議会とは?

なぜ公的資金は導入されるの?

銀行部門の経営危機に対して
公的資金が導入される理由は、
次のような銀行の機能が、経済全体の円滑な運営に
不可欠と考えられているからです。

■預金を用いた決済システムの運営
■資本市場へのアクセスが困難な中小企業等に対する審査・貸出

公的資金導入とは?

ちなみに、公的資金の導入については、日本だけでなく、
米国や北欧諸国の金融機関破綻処理においても
行われています。

 

公的資金導入というのは、次のような理由から、
1998年1月に、「預金保険法」の改正および
「金融機能の安定化のための緊急措置法案」
の制定によって、

 

銀行に対する総額30兆円の公的資金の導入が
決定されたことをいいます。

■バブル崩壊後の資産価格、とくに地価下落等による銀行の不良債権問題の深刻化により、一部銀行の経営破綻の発生が金融システム全体にわたる信用不安に発展するリスク

 

■銀行の自己資本毀損による貸出態度の慎重化、いわゆる貸し渋り現象が景気に悪影響を与える懸念の増大...など

 

ちなみに、公的資金導入の内容は、次のようなものです。

 

■預金の全額保護を図るための、預金保険法の改正による預金保険機構の財政基盤の強化
・預金保険機構に対する国債の交付(7兆円)や機構の借入に対する政府保証(10兆円)

 

■銀行の自己資本拡充を目的とした預金保険機構による銀行の優先株・劣後債の引き受けや劣後ローンの供与
・預金保険機構に対する国債の交付(3兆円)や機構の借入に対する政府保証(10兆円)

 

スポンサーリンク

金融審議会とは?

金融審議会というのは、1998年8月に
以下の会が統合された審議会のことです。

■金融制度調査会
■証券取引審議会
■保険審議会

 

金融審議会は、2001年の中央省庁再編で、
金融制度について調査・答申を行う内閣総理大臣、
金融庁長官、および財務大臣の諮問機関となり、

 

金融制度の改廃などは
この審議会の議を経ることになりました。

 

旧金融制度調査会と同じように、
学識経験者、専門家、金融界、産業界などの
代表によって構成されています。

 

スポンサーリンク