オフバランス取引/グラス・スティーガル法/銀行持株会社とは?

オフバランス取引とは?

オフバランス取引というのは、
次のようなバランス・シートに計上されない、
いわゆる簿外取引のことをいいます。

■LCや債務保証
■NIF(ノート発行枠供与)引受
■金利、通貨スワップ取引
■貸付有価証券
■金融先物取引...など

オフバランス取引急増の背景とは?

1980年代後半から、
オフバランス取引が急増している背景としては、
次のようなことが考えられます。

●金融革新、金融の証券化といった流れの中で、
借入側としては金利が割安で、かつ実際の調達額を資金繰りに応じて
自由に増減しうるNIF等への選好が強まっていること

 

●金融技術の発展によりスワップ、先物等の市場が急速に発達したこと

 

●銀行側としても、自己資本比率規制の回避や
ROA(総資産収益率)の向上を図ることができること...など

 

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グラス・スティーガル法とは?

グラス・スティーガル法というのは、
大恐慌後の1933年に、預金者保護の見地から、
銀行経営の健全性確保のために制定された
米国の銀行法のことです。

 

このグラス・スティーガル法は、
次のようなものを内容とする、
現在の米国の金融制度の根拠法となっています。

■預金金利規制 ⇒ 1980年代に段階的に撤廃
■要求払預金への付利禁止
■銀行業務と証券業務の分離
■預金保険制度

銀行持株会社とは?

銀行持株会社というのは、
銀行の株式を所有し経営を統括する会社のことです。

 

なお、アメリカでは、第2次大戦後、
州際業務の禁止やさまざまな業務分野の規制を
乗り越えることを目的として、
銀行持株会社が本格的に発展しました。

 

そして、1956年の銀行持株会社法や
1970年の同修正法により、
FRBの監督を受けるに至っています。

 

ちなみに、日本では、1997年の独占禁止法改正までは、
同法により、持株会社の設立は認められていませんでした。

 

なので、銀行・証券間の相互参入は、
業態別子会社方式により行われてきました。

 

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